ナタ 魔童の大暴れ 概要
公開日:2025年4月4日
『ナタ 魔童の大暴れ』は、2019年に中国で公開されたアニメ映画『ナタ 魔童降臨』の続編で3DCGアニメです。
この作品は、中国の神話に登場する哪吒(ナタ)を主人公とした物語で、特に『封神演義』をベースにした新解釈が話題になりました。
2025年4月4日に日本語字幕版が放映されます。
脚本: 餃子(ジャオズ)
ジャンル:中国・神話・ファンタジー
配給:⾯⽩映画
アニメ映画公開:2025年4月4日
監督: 餃子(ジャオズ)
あらすじ
『ナタ 魔童鬧海』は、伝説的な中国の神話をもとにした映画で、主人公のナタの冒険と成長を描いた物語です。
ナタは生まれながらにして強大な力を持っていました。強き者の運命(さだめ)かーー。
もともとは仙人となるはずだったナタは、何者かの陰謀により世を混乱させる魔王となる宿命を背負って生まれる。
人々からは不吉な存在として恐れられ誤解を受けるが、家族からは多くの愛を注がれ大きく成長していきます。そして、ナタにも敖丙(ごうへい)という親友ができる。
やがて、2人に大きな試練がおとずれるーー過酷な運命に抗いながら、自らの道を切り拓こうとする主人公ナタと親友の敖丙(ごうへい)。
中国神話に登場する多くのキャラクターたち。
大切な家族や師匠、彼らを待ち受ける敵。
ナタが家族や仲間との絆を深め、敵と戦いながら、自らの宿命を切り開いていく!
注目ポイント!
壮大なビジュアルと3DCG技術
予告編にもあるように圧倒的なビジュアルで描かれるファンタジーの世界観が特徴的です。
特に、フル3DCG映像で描かれる戦闘シーンや魔法のエフェクトは迫力満点です。
ナタと敖丙(ごうへい)の友情と葛藤
ナタと東海竜王の息子・敖丙の友情が物語の中心にあります。
異なる運命を背負った二人がどう向き合うのか、その関係性の変化が見どころです。
中国神話と現代的なアレンジ
『封神演義』や『西遊記』に登場する神話的要素をベースにしながらも、現代的なテーマやキャラクター描写が盛り込まれています。
迫力あるサウンドトラック
本予告の戦闘シーンを見ると音楽の演出も見どころの一つです。特に戦闘シーンの音楽や盛り上げ方が視聴者を引き込みます。
続編としての発展性
前作『ナタ 魔童降臨』の続編でありながら、単独でも楽しめるストーリー構成。既存ファンにとっては続編としての発展や伏線の回収が楽しみな点です。
あとがき
中国の国産映画は、長い間低迷期を迎えていました。
1960年代には「上海美術映画製作所」という制作スタジオが中国アニメをけん引し話題作や名作を多く排出しました。
しかし、2000年初頭には一部の企業がアニメーション制作の補助金を目当てに参入し、補助金の額に釣り合わない作品が数多く制作され、おくびにも良い作品とはいえない物であふれかえりました。
あまりクオリティーが高いとはいえない作品が続いたため、中国アニメを敬遠する映画ファンも多かったと記憶しています。
しかし、2010年以降はアニメスタジオの買収やアニメーターの確保により、中国国産アニメの進化や市場は著しく成長していきます。
特に2015年制作された3DCGによるアニメ『西遊記 ヒーロー・イズ・バック』は歴代1位の興行収入を記録し、世界でも多数の国々で放映されています。
そしてついに、2019年に前作である『ナタ〜魔童降臨〜』が爆誕したのです。
当然、中国の映画市場において年間興行収入も1位を獲得し、中国国産映画の大復活を遂げています。
管理人は本業があるため、今回どうしても試写会には行けませんでしたが、とても楽しみな作品です。
日本では誰もが知っている有名なアニメ制作会社もありますが、また中国映画もまた一風変わった表現や演出があり、興味があればぜひ劇場でご覧ください!
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